アメリカ人に個人的に友達が居たりはしないんですが、
piggyさんや、生まれを同じくする”日本のトモダチ”たちが
大勢アメリカにいらっしゃる、っちゅうのもあるんで、
ハリケーンの被害は結構気になります。
天災となると、被害を受けた人たちは、なかなか怒りの矛先
を見つけられずにイライラしたりするものですが、
しかし、
あのルイジアナ州の心無い奴らはいったいなんや?
んなもん、デルタフォース出撃させて、とっとと殲滅したら?
阪神淡路大震災の時には、”略奪が殆どなかった”っていう
所が世界的に高く評価された(というより不思議がられた)
らしい。その後のいくつかの天災でも、日本人は助け合いの
気持ちを忘れずに、島国根性の特徴の一つである、協調性
みたいなものを発揮して頑張った。
そらもう、いざという時、我がの命が助かってたなら、
「あっこのいつも威勢のいいオバチャンは?」とか
「はす向かいのパーキンソンで歩けないおじいさんは?」
とか、心配して当然の心構えで日々過ごしているのであって、
それを、
「おばちゃんとこ、昨日旅行へ出かけたとこやから、泥棒
入ったれ!」
とか、
「あのおじん、多分死んでるし、タンス貯金でも頂くか」
とか、
なるか?普通。それも複数の人間が結束して、ですわ。
まぁ神戸の時みたいに、菱形のバッチつけた方々が炊き出しを
している横なら、出来るもんならやってみ、ってとこはあるにせよ、
俺は・・・絶対ムリ。
「兄ちゃんそれなんや?」って聞かれたら、
滑舌よく、「コーンスープです!」って答えるっちゅうねん。
おいといて。
アメリカの国民性って、アメリカ政府とは切り離して考えられる
かなー?って思った俺が馬鹿やった。
あいつら、近所同士で銃つきつけて、略奪始めるようなバカの
集まりやわ。
その証拠になるかどうかわからんが、
ハリケーンの被害を伝える写真に、軍隊や公務員が救助活動に
精を出す姿は多数見受けられるものの、
近隣同士が助けあう姿が少なすぎるように思うのは、俺だけか?◆◇◆
同じアメリカといっても北西の山奥の白人社会にいまして
南部の出来事は遠い国のことのようにテレビで見ているばかりです。
(この感覚は私が異邦人だからかもしれませんが)
なので、今のルイジアナの状況について何も分かっちゃいないのですが、
ちょっと思ったことを。反論というのじゃなく。
今、起こっていることについては、
どうにかならんのかいな、とは思うのですが、
日本との比較で言うなら、ただもう全然違うんだなーと。
文化と社会状況が。
「極端に」貧しい人たちがいるということ。
人種がばらばらだということ。
価値観もばらばらだということ。
差異があることが許容される一方で
ひとたびパニックに陥れば
差別どころか
他者が即・敵となってしまうほど、
その多様性を支える基盤は脆いものだということ。
移民の国アメリカは、恐らく世界で一番
多様性を含んでいる国なのでしょうけれど、
でも、それは全然簡単なことじゃなくて、
色んなものを押さえつけたりごまかしたりして何とか秩序を保って
世界唯一のスーパーパワーの座に君臨しているだけのことで
何かをきっかけにしてその秩序が決壊してしまったら、
即、無法地帯に転落してしまうような危うさ・脆さを
はらんでいる国だということが
今、とても分かりやすい形で露わになっているのかなと思います。
結構、ぎりぎりな国なんでしょうか。
(日本も違う理由でぎりぎりな気がしてますが)
って考えたら、こんな難しい国のトップに立ってらっしゃる
ブッシュさん、あんたすごいわ。
んーごめんなさい。頭ごっちゃなままです。
長いし。なんか話ずれてるし。
失礼しました。
あと・・・
気がつけば私の足元にバトンが転がっておりまして・・・
気が向いたら、拾ってみます(笑)