友達が、教育関係の仕事に就こうと懸命なこともあって、
以前にも増して、教育関係の話題へ反応してしまうなぁ。
ほんでまた、年々、教育問題としては、低いレベルの事象が
メディア上で公表されるようになってきている。
以前なら、事件として取り上げられなかったような事象も、
それらに対する法律が整備されて、事件レベルに引き上げられ
ている。故にメディアは記事として採用する。
これなんか、どないやねんな。
「R15指定の「バトル・ロワイアル」 中2理科授業で鑑賞」
正直、驚いた。
「え?こんなん、すみません(笑)ではすみませんの!?」
ってな。
ちょっと長くなりそうなんで、マメに文章backupとっとこう。
また途中で消えちゃうなんてこともあるからなぁ。
形態は、
BURRN!で、
MASA ITOHがオレに対してインタビュー
している、という形ですすめてみます。
MASA:今日はツアーで忙しい中ありがとう。早速だけど、今回
起こった事件について聞かせてもらうよ。
ASD:あぁ、いいゼ。何でも聞いてくれ。今日は何だか気分が
ノッてるんだ。
MASA:それは良かったよ。確かに昨夜のライブは、
オーディエンスのノリも最高だったからね。
ASD:あぁ、いつだってニッポンのキッズは最高だ!
MASA:そのキッズに関する問題なんだけど。学校で教科書
の履修が終わったクラスで、映画を鑑賞するってのが
不適切か?ってことについて、どう思う?
ASD:その生徒達はラッキーだな。嫌いな勉強をとっとと済ませ
ちまったおかげで、映画でも見てりゃ良かったわけだ。
その先生もナカナカ仕事が出来る奴なんじゃねぇか?
仕事前倒しってわけだろ?仕事は引き伸ばせって奴も
いるにはいるけどよ。
MASA:やることをやった上でなら、キッズに時間の使い方を
選ばせるのは問題無いってことだね?
ASD:あぁ。もしクラスの皆がバラバラなことをやるんなら、授業
としてはなりたたないだろうけどな。それで映画を観る
ってことに先生が決めたにせよ、生徒が決めたにせよ、
皆で一つの物事に取り組むなら、授業としては成り立つ
と思うぜ。オレも小学校や中学校で何度か映画鑑賞の
時間があったよ。サイテーのクソみたいな映画ばかりで
ムカついたけどな。
MASA:そうなんだ?どんな映画だったの?
ASD:たしか「
ミクロの決死圏」だったかな。オレが生まれる10年
も前の映画さ。古ぼけててくだらない映画だったよ。
そういや、「風の谷のナウシカ」も観たな。オレは6回目
くらいだったし、あれもウンザリな体験だったさ。
どっちにしても、授業には全く関係なかったよ。
MASA:(笑)そりゃちょっとキツイ体験だね。今回の事件では
「バトル・ロワイヤル」だったらしいよ。
ASD:どっちだろう。特別編の方?オレは特別編しか観てねぇん
だけどな。
MASA:それは新聞からだと、ちょっとわからないんだけど・・・
R-15指定の映画だったことが特に問題視されてるよう
なんだ。
ASD:え??アレって15歳にならないと観れないのかい?
MASA:基本的には、そういうことらしいよ。「
KILL BILL」だって
そうなんだよ。
ASD:信じられないな。「
RESERVOIR DOGS」は?
MASA:特に指定は受けて無いようだね。
ASD:なんだそりゃ?誰か説明してくれ、って感じだな。しかし、
そりゃぁ危機的状況だぜ。だって、ご存知の通りだと思う
けど、タランティーノは「パルプ・フィクション」で94年には
パルムドールに輝いてるわけだから、映画界の重要作を
15歳になるまで観れないってわけだ。そんな世界でどう
やってタランティーノみたいな人物が生まれることが出来
るってんだい?
MASA:日本映画界の将来は益々暗いってとこかもしれないね。
ただ、そういう映画が好きなキッズは、あまり心配し
なくても、規制が強くなりさえしなければ、何とかして観
てるんだと思うよ。その証拠に、生徒達は「バトル~」
を鑑賞対象に指定したわけだし。
ASD:とりあえず、観たいって言ったやつらはイケてねぇな。
まず観たことがねぇのなら、それがイケてねぇし、観た
ことがあるのなら、あんなクソ映画を、わざわざ学校で、
それも皆で観ようって気がしれねぇ。
そんなガキにはオレたちのアルバムを聞かせてやれば
いいんだよ!一発で目を覚ましてやるぜ!
ところで、なんでそんな授業をしてたことが表に出たん
だい?
MASA:ある女子生徒が不快感や恐怖を訴えて、帰宅後に事情
を知った保護者が校長に抗議したらしいんだ。
ASD:そうか、オレがそいつのオヤジなら、まず自分の娘を心配
するよ。中学にもなって、あの程度の描写に恐怖を訴える
なんて、いったい、どんなに弱い神経してるんだ、ってな。
あまりにつまんなくて、不快感をあらわしただけなんじゃ
ねぇの?オレも、遺作が笑わせるぜ!って思ってたくらい
だからな。
MASA:どうなんだろうね。
けど、過去には卒業前の中学生が「バトル~」の真似事
をしようとして逮捕されたり、小6の女の子が殺人を犯
す直前に「バトル~」を懸命に見てたりしたらしいから、
それなりに影響がある映画なんじゃないのかな。
ASD:それだけなの?
MASA:えっ?
ASD:いや、事件を起こそうとした要因って、「バトル~」だけ
だって、検証結果がそうなってるのかな?って。
MASA:いや、要因の一つと報道されているだけだと思うけど。
ASD:音楽の世界でも多いんだよね。そういう話。
例えばさ、
マリリン・マンソンだよね。
MASA:
コロンバイン高校の事件かい?
ASD:あぁ。マリリン・マンソンの言ってる事はもっともだと思うぜ。
あの事件では、コンピュータゲームの中では重要作品
だと思うけど、「
DOOM」すらも非難されてしまってる。
こういう事件があると、優れたクリエイター達がどんどん
虐げられていってしまうんだぜ。全くひでぇ話だよ。
MASA:確かに、他にも犯罪に至る要素ってあるに違いないんだ
けど、環境やストレスや、よくわからないモヤモヤした物
よりも、そういう具体的な物を標的にした方が、裁判や
政治は進めやすいんだろうね。
ASD:そうなんだ。そしてマイノリティがいつも虐げられる。
ニッポンの中だけなら、数千万枚もレコードを売ったり
数千万人の劇場動員数を成し遂げないと、いざという時
には虐げられることになるんだ。
MASA:事態は改善不可能ってことだね。
ちょっと話がズレてきたんで、元に戻すけれど。
今回の事件では、この先生に何らかの処分が下ると
思うんだ。
ASD:例えば免職とかかい?信じられねぇな。昔みてえに、
この程度の事はメディアが報道しなかった世の中なら、その
先生も生き残れただろうに。校長は「あきれた」とか言って
るらしいが、R-15もへったくれも無かった時代に、全く
同じ事をした先生がいたとしたら、同じように「あきれた」
のかどうかを聞いてみたいよ。多分してねぇだろうな。
世の中に判断を委ねてるんだよ、そういう奴らはさ。
そんな奴らに、自分で判断が出来るように教育する、
なんてことは、不可能だろうね。
MASA:じゃぁ、昔だったらこの校長は、ビデオを見せた先生に
どんな対応をしてたんだろうね?
ASD:「××先生。だめだよ、そんな映画なんて、生徒に見せ
ちゃぁ。せいぜいNHK特集とかにしてくれなくちゃぁね。
じゃ、私はそろそろ家に帰って、”湯けむり殺人”でも
見て寝るとしますか~。じゃ、みんな、ごくろうさん!」
とか、そのへんだろうよ。
MASA:ありがとう。じゃぁ最後に、ニッポンのキッズに一言。
ASD:下ネタは永遠だ!それだけは大人になっても忘れるん
じゃねぇぞ。それから、サッカーよりも野球をやるこった。
顔に落書きして喜んでんじゃねぞ!じゃぁな。See Ya!
◆◇◆
この一文を読んだ時点で今まで何度も思ったR-15であること自体、はぁぁぁ?!です。って書き込む準備しました。以下の対話文も盲信的にASD(明日もさっぱりダメっす)を支持します。